自分に合わないことはたとえ変人扱いされてもやってはいけない




先日、エマソンの『自己信頼』という本を読んで、とても感慨深く思った。

人生に迷ったときに読み返したい一冊

この本を読むまでエマソンという人物を知らなかったのだけど、19世紀のアメリカの詩人・思想家が書いたエッセイということで、とても力強い詩的な言葉で『自分を信じるとはこういうことだ!』と語っている。

さすがにアメリカ人だし、表現も少々古臭い?部分もあって、すべて共感できたとはいえないけど、自己信頼という、頭で理解できてもなかなか心では理解しにくいものを、詩的な文章で表現してくれるはとても有難く、イメージしやすいと思った。

ただ、全体的に体育会系っぽさが漂ってるので苦手というか、たまに息切れしちゃうんですが、傍らにおいて人生に迷ったときに読み返したい一冊だな、と感じました。

すぐに読める量なので、『自己信頼』について考察されたい方はお勧めです。

ねたみは無知であり 、人まねは自殺行為であること

よかれ悪しかれ 、自分は自分として受け入れなければならないこと 、

世界は広く 、よいものに満ちてはいるが 、自ら汗をかいて与えられた土地を耕さない限り 、滋養あふれるとうもろこしのひと粒たりとも手にすることはできないことを 。

私の個人的な話をすると、ここ2年くらい隠居生活を送ってきて、最近になってようやく自分の本質を受け入れる器ができてきたので、このエマソンの言葉は心に響いた。

 

私は、ただ無知なだけだった。

世界は広く、いろんな人がいて、いろんな考え方があり、いろんな生き方がある。

そんなわかりきったことさえ、心が閉じているとまったく見えなくなってしまい、一部の他人がつくった理想像と自分を比較し、落胆し、恥入り、陰にこもったりした。

 

しかし、すべて諦めたら、代わりに向こうからどんどんいい情報が入ってきて、『なんだ、そういうことだったのか』とわかって、びっくりしたり、嬉しかったり。

そういえば、『諦める』の語源は、『明らかにする』という意味だったな。

自分に合わないことはたとえ変人扱いされてもやってはいけない

まず、明らかにするべきことは、自分の性格、性質。

何をしているときに幸せや満足感を感じるのか?

これは、わかっているようで、実はわかっていないかもしれないと、一度自分を疑ってみたほうがいい。

『これが私がやりたいことだ』と思っていても、実際は誰かが作った虚像に踊らされているだけで、自分の本心からくる望みではない場合が多いからだ。

でも、最初はわからない(特に自分の感情を押し込めて生きてきた場合)ので、実際にやってみて、どうなるか、どう感じるか、観察してみることが必要かもしれない。

自分の本質からずれている場合は、うまくいかなかったり、嫌な気持ちになるので、その時に違うと思えば、訂正すればいいだけ。

ただ、そうはいっても、誰でも失敗したくないし、嫌な気持ちにはなりたくなので、最初から自分の本質からずれたことはなるべくしたくないというのが本音だと思う。

でも、そういうときこそ『自己信頼』して、失敗した自分をちゃんと受け入れられれば、その失敗も糧となり、また次へ進むことができる。

 

ただ、こういうちょいと体育会系のノリが苦手なら、『やりたいこと』より、『やりたくないこと』をはっきりさせて、それを徹底するほうが多くの人にとって効果的だと思っている。

そういう点で、phaさんの生き方なんかはすごく参考になるのでおすすめ。

phaさんを知った当初は、正直、私の中で拒否反応があった。

しかし、反応するということは、何かしら自分からのメッセージを受け取った、ということ。

 

少し時間を経てから、ちゃんと読む(=向き合う)ことができて、読んだら『すごくおもしろい!』と思った。

 

世界は広い。そして、どんどん変化していく。

そう思うと、少し楽しみになってきた。