人との繋がりを感じたいのなら『自分の弱さ』を見せる勇気が必要だ




どうも、Kecoです。

今日は、ブレネー・ブラウンの『The Gifts of Imperfection(不完全という贈り物)』

邦題は『ネガティブな感情の魔法: 悩みや不安を希望に変える10の方法 〜恥と弱さの最新心理学』という本を紹介します。

無理やりポジティブになるのは危険

私は、ここ数年、自分のネガティブな感情を観察して、その奥にある観念を探る、ということを行ってきました。

多くの人は、ネガティブな感情がわくと拒否反応を示し、なるべくすぐに忘れようとしたり、あるいは相手のせいにして怒ったりするなど、何かにすり替えてその感情を無かったことにしてしまいがちです。

しかし、このような行為は、ただ臭いものに蓋をしただけで、また違うシーンで同じようなネガティブ感情を延々と繰り返し、根本的には何の解決にもならないことがほとんどなのです。

 

この本では、『その感情の奥にある観念』というところまでは触れられていませんが、ネガティブな感情から目を背けず、向き合っていこう、と提案します。私もここ最近は、観念を探るのは根深い問題のみで、それ以外は意識的に気づくだけで自然に解決できると考えています。

また、著者の体験談を織り交ぜながら、ありのままのあなたで大丈夫だよ、と訴え、その『ありのままでいる方法』をとてもわかりやすく教えてくれています。

『羞恥心』と『弱さ』

ひとくちに『ネガティブな感情』といってもいろいろありますが、この本では、主に『羞恥心』と『弱さ』に焦点が絞られているのが特徴で、このことは私にとって、ものすごくヒットしました。

もし10年前にこの本に出会ってたらなぁ、とも思いましたが、きっと10年前の私だったら、こんなタイトルの本、恐ろしくて手に取れなかっただろうと思います。

それくらい、私にとって『羞恥心』と『弱さ』は触れられたくない話題だったからです。

 

さて、著者のブレネーさんに勇気をいただいたので、私の『恥』を乗り越えた経験をシェアしたいと思います。(書くのはまだ恥ずかしいけど!)

嫉妬心が恥ずかしい(経験談)

私にとって最も悩ましい感情のひとつに『嫉妬心』があります。

もう少し丁寧に言うと、『嫉妬心』そのものより、『嫉妬心を抱く自分』がすごく嫌で、そんな自分を恥ずかしいと思っていました。

『嫉妬心』があるということは、イコール、『自分に自信がない』ということになり、

『自信がない自分』は、イコール、『弱い存在』だからです。

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当時、私はある女性にとても嫉妬していました。付き合っている彼がその女性に好意を寄せているんじゃないかと勘ぐって嫉妬していたのです。

今ではもう呆れるばかりですが、なんの根拠もないのに(いや、私なりの根拠はあったのですが)妄想ばかりが広がって収拾がつかなくなる有様でした。

そんな自分がもう嫌で嫌で、できるだけ考えないように、考えないようにと頑張りましたが、始まってしまった妄想をどうにも止めることができません。

ある日、とうとう私は観念して、もう清水の舞台から飛び降りる気持ちで、、、彼に私の愚かな妄想を白状しました。

『すごく恥ずかしくって、本当は言いたくなんだけれど・・・』と前置きして。

これで少しは心が軽くなるかと思いきや、彼の反応は予想以上に冷ややかなものでした。

 

『ばかばかしい、呆れた。それは、恥ずかしいことだね!』

 

泣きたくなりました。恥ずかしくって穴があったら入りたい。もう消えてなくなりたい…

それと同時に微かな怒りも感じていました。なにもそこまで言わなくったって…

 

数日後、私は、この一部始終を信頼している友人に話しました。

その時、その友人が私にかけてくれた言葉は、こうです。

『それはひどいな。そういう人の気持ちが汲めないような男とは別れたほうがいいかもね。でも、とても勇気ある行動だったね。なにも恥ずかしいことなんてないよ!』

 

救われました。私はこの言葉のおかげで、やっと傷ついた自尊心を取り戻すことができたのです。

 

恥の感情は打ち明けないと大きくなる

ブレネーの本の中で、『恥の感情は打ち明けないと大きくなる』という一節があって、『但し、打ち明ける人は適切な人に』との説明があります。

思いやりを期待する相手として適しているのは、強い信念をもった臨機応変な人。とくに重要なのは、強みも悩みもすべてひっくるめてあなたを受け入れてくれるかどうかです。

(中略)ただし、しかるべき話題を、しかるべき時間に、しかるべき人にもっていきましょう。

そして、『間違った相談相手』はこういう人だといいます。

  1. 話を聞いて同じように恥ずかしいと感じる友人
  2. 共感ではなく同情するする友人
  3. あなたを完璧な人格者としてあがめている友人
  4. あなたの欠点に不機嫌になり、怒る友人
  5. ネガティブなことを知りたくないという感情のために、あなたの経験を過小評価し、ポジティブなことしか言わない友人
  6. 「友だち」の意味をカン違いして、自分を優先する友人

しかし、こうも続けます。

もちろん、誰もがこのような友人になりえます。

(中略)私たちはみな生身の人間であり、欠点や弱い部分があります。本当の自分探しをしているときや、自分の価値が揺れ動いているときには、人に思いやりをもって接することが難しくなるのです。

私は、彼が、いつも『間違った相談相手』だったとは思っていません。

ただ、私が『しかるべき話題しかるべき時間しかるべき人』を見誤っただけです。彼に対して過度な期待もありました。

しかし、その後、共感してもらえる友人に話せたことは、とても幸運だったと思います。

 

繋がりを感じたいのなら『自分の弱さ』を見せる勇気が必要だ

こういうことを書くと、『しかるべき相手』を間違えて、傷つきたくないと思うかもしれませんが、もし、その相手と本当の意味で繋がりたいと思っているのなら、私は、勇気を出して打ち明けるべきだと思います。

ただし、「期待せずに」ですが。

もっと自分に優しくなろう

さて、この件で、私の『嫉妬心』は綺麗サッパリなくなったのかと言えばそんなことはありません。

でも、嫉妬する自分を必要以上に恥ずかしいとは思わなくなりました。そして、その過程において、嫉妬すること自体も劇的に減ってきました。

いいじゃないですか、嫉妬したって。深刻になってはいけません。

自分を『かわいいやつ』と思っておけば、自然にまわりも変化していくと思います。