親孝行の心構えはみうらじゅんから学べ。年末年始の帰省時に参考になるよ。




そろそろ親もいい年だし、何か『親孝行』と呼べることをしたい、、と考えてはみたものの、具体的に何をしたらいいかよくわからない。

そう思ったことはないですか?

 

はい、これは私のことです。

気恥ずかしさと、自分の怠慢さを棚に上げ、

『でもね、ちゃんと気持ちはあるんだよ!』

 

こんな反論は、

『親孝行したいときには親はなし』という言葉の前では、ただただ虚しく響くだけ。

 

そろそろ年末だし、どんな心構えで帰省したらいいのかしら?

そんな固くなった気持ちを軽〜くほぐしてくれるのが、みうらじゅん氏の『親孝行プレイ』という本。

親を喜ばせるというという行為は、もはや「心の問題」ではなく、

実際にどう行動するか。

つまり、「プレイ」の一環なのである。

 

心に行動が伴うのではなく、行動の後に心が伴うのが、現代の親孝行なのだ。

本書では、親孝行をひとつの学問として捉え、その探求者を、親孝行家(親コーラー)と呼んでいる。

また、えなりかずきを親コーラーの鑑(かがみ)とし、えなりをお手本として実践する者を『エナリスト』と命名。

この一見、奇をてらっているかのような論文(みうら氏はこれを研究発表だとおっしゃるので)は、

おかしくて笑っちゃうけど、ちょっとホロリとさせるシーンもあって、おバカで愛おしい。

私は、この一風変わったみうらじゅんのセンスと人間臭い感じが、けっこう好き。

 

親に対する気恥ずかしさから、今一歩行動に移せない、

特に男性の方には、

かなり心がほぐれて、余計な肩の力がすっと抜けるんじゃないかなと思う。

 

正直、子なし独女の身としては、具体的なプレイの数々はほとんど参考にならないし、

男性目線で書かれてあるので、残念ながら共感できない部分も多い。

 

しかし、全体のコンテクストからエッセンスだけを引き出して

『ウチの場合だったら…』と頭をひと捻りしてみる、というのが本書の正しい使い方だ。

 

家族なんて百人百様。まずは自分の想像力を働かせてみるという行為から、

もうすで親孝行は始まっている、とも言えるのでは?

 

年末年始は、親孝行できるチャンス到来とも言える時期。

帰省時の『親孝行』にちょっとしたヒントをくれる良書です。