粉石けんで洗濯する7つのコツ。ついに合成洗剤とさよならしたよ。




合成洗剤をやめて、石けんや重曹などのナチュラルクリーニングへ少しずつシフトして数年経ちますが、洗濯だけがネックでずっと紆余曲折してきました。

石けん好きなので粉石けんがいいなとは思ってたのですが、どうしても「面倒くさそう」という抵抗感が拭えず、結局『無添加』とか『ミネラル系』と謳われている様々な洗濯洗剤を試してきたのですが、イマイチ汚れ落ちもぱっとしないし、けっこうお高い!商品ばかりでどれも長くは続きませんでした。

それが去年の暮れ、それまで使っていたミネラル系洗剤がなくなったのを機に一念発起して、粉石けんの洗濯に挑戦することに。

そして半年以上たった今・・・結論からいうと、もっとはやく粉石けんにすればよかった!!!と後悔しています。

扱い方にいろいろ苦労も失敗もありましたが、ようやくコツを掴んでうまく習慣化することに成功したので、今回はその石けん洗濯の仕方とコツを紹介します。

粉石けんの選び方

まずは、粉石けんの選び方についてですが、必ず「炭酸塩(=助剤)」が配合されているものを使います。

炭酸塩(炭酸ソーダ)は、汚れによって洗濯液が酸性に傾くのを防ぐ効果があります。酸性に傾くと石けんのアルカリ性との間で中和反応が起こり汚れが落ちにくくなるので、きれいに洗うために助剤は必要不可欠なものです。

以前、粉石けんに抵抗があったとき、液体せっけんを使ったことがありましたが洗い上がりが今ひとつで、なんだ、石けんだめじゃん・・・と思っていたのですが、これは私の完全な勉強不足でした。

液体の洗濯用せっけんには、この炭酸塩(炭酸ソーダ)が配合されてないんです。なので、炭酸塩を別で追加する必要があります。炭酸塩はセスキ炭酸ソーダでも代用できます。

補足
セスキ炭酸ソーダは炭酸塩と重曹の複塩です。炭酸塩単品より刺激が少ないので手が荒れにくいと言われています。

ただ、液体石けんより粉石けんのほうが経済的なのでオススメです。私は、近所のスーパーにも売っている「そよ風」を愛用しています。

基本の洗い方

まず、頭においておくことは、粉石けんをじゅうぶんに溶かしてアワアワの状態にしてから洗濯物を入れるということ。

私は当初、バケツにお湯と粉石けんを入れ泡立て器でぐるぐる溶かしてから洗濯機へ投入して水を入れて撹拌して・・・ゼェゼェ・・・とやってましたが、いや、最初からお湯と粉石けんを洗濯機で撹拌すればいいじゃん、と後で気付きました。。。私のバカ。

<基本的な洗濯の流れ>

  1. 洗濯機を空にして、低水位で風呂の残り湯(使えない場合は熱いお湯と水道水)を入れ粉石けんを投入し、3〜6分ほど「洗濯モード」のみでまわす。
  2. 「洗濯モード」が終了しアワアワになってるのを確認したら、風呂の残り湯(もしくは水道水)を適量の水位まで足し、洗濯物を投入。
  3. 通常モードで洗濯する。(すすぎは2回。)

ね、意外にカンタンでしょ?

うまく洗濯するコツ〜失敗例とその解決法〜

失敗から学んだ解決法と、なるべく労力を減らしてラクに洗濯する方法を解説します。もともとズボラ体質なので、なるべくカンタンにするにはどうしたらいいか?をいつも考えながら試行錯誤しました。

洗濯物を入れるとアワが消える

石けんで汚れを落とすためには、アワアワの状態を保つことです。これは、石けんシャンプーにしろ食器洗いにしろ、すべて共通の石けんの掟みたいなもんです。

アワが消えてないか確認する

しかし、実際洗濯物を入れてしばらくまわすと、汚れによってこのアワが消えることが多い。これは石けんの絶対量が少ないので、液体石けんを補助で入れるとアワは復活します。

ですが、液体石けんは高価(くどい)なので、もともと粉石けんの量を多めにするほうが経済的だと思います。また水質によっても泡立ちが変わったりするみたいなので、最初は試しながら量を見極めるしかありません。袋に書かれてある量より少し多めくらいからスタートするといいと思います。

粉石けんが洗濯物に残る

よくあった失敗は、洗い上がった洗濯物に石けんの白い粉がいっぱい付いていたことです。特に黒い衣類はすごく目立つ。最初は粉石けんが溶かしたりないのだと思い、撹拌する時間を伸ばしたりしてみましたが、なかなか改善されない。

で、いろいろ調べた結果、もしかして洗濯物の量が多すぎるからなのかもしれないと思い、水の量を増やし洗濯物の量をへらしてみたらうまくいきました。

つまり、じゅうぶんすすぎができていなかったってことです。詰め込みすぎてました。目安としては洗濯機に書かれてある7割くらいの重さまで洗濯物を減らすと、アワも最後まで保てます。

洗濯物を減らすにはどうしたらいい?

まず、洗濯物を溜めないことです。

私の場合、洗濯物が少ない日だとつい、明日の分とまとめてやろう。。。などと横着してましたが、必ず毎日するようにしました。

これは結果的に毎日したほうがラクだということが判明。干す枚数も畳む枚数も少ない方がサクっと終わります。あと、ウチは基本的に部屋干しすることが多いのですが、量が少なければスペースを取られない分、梅雨時でも快適に過ごせます。

それから、なるべく汚さない工夫(調理のときは必ずエプロンをするなど)をすると、セスキ炭酸ソーダのみで洗えるものが増えるので、石けん洗濯しなければいけない衣類の量を根本的に減らすことができます。詳しくは後記します。

アルカリ洗濯を併用してもっとラクしよう

アルカリ洗濯とは、炭酸塩やセスキ炭酸ソーダだけで洗濯をすることです。私はセスキを使っています。

アルカリ洗濯で落ちる汚れは、油汚れや血液、垢、食品由来のタンパク質汚れなどで、いずれも「軽い汚れ」であることは前提ですが、けっこう広範囲の汚れに有効です。

ウチの場合、ひどい泥汚れや油汚れなんてほとんどないので、日々の洗濯はもっぱらセスキの洗濯だけでじゅうぶんだったりします。で、気が向いたら粉石けんで洗う。(石けんのほうがやっぱり気持ちいいので無しではいられない)

セスキはさっと溶けて泡立てる手間もないし、すすぎも1回でいいので時短と節水ができます。おまけにコスパがいい。すごくいい。

Keco
石けん洗濯するなら、絶対アルカリ洗濯を併用しないと損ですよ、奥さん!

セスキ炭酸ソーダの洗濯のしかた

風呂の残り湯を活用すると汚れも落ちやすく効率がいいです。

<セスキ炭酸ソーダ洗濯の仕方>

  1. 夜、お風呂から出たら洗濯物とセスキ炭酸ソーダ(水30Lに対し小さじ2〜大さじ1)を洗濯機に入れポンプで風呂の湯を溜めます。
  2. 3分ほど洗濯モードで回し、そのまま一晩(3時間以上)浸け置きします。
  3. 朝、通常モードで洗濯します。(洗いは3分、すすぎ1回でOK)

洗濯物が多くても軽い汚れはあらかじめ分けてアルカリ洗濯をすることで粉石けんでの洗濯量が減らせます。これはありがたいです。浸け置きしなければならないですが、夜仕込んでおけば朝まで放っておけばいいので、習慣化してしまえばなんの問題もありませんでした。

浸け置きに向かない衣類(色落ちするものやデリケートな衣類)はやめておこう。
それから、セスキを水に溶かしスプレー容器に入れたものを常備しておくととても便利。襟や袖の汚れに直接スプレーしてモミモミしてから洗濯機で洗ったり、キッチンの油汚れ、トイレの掃除にも使えます。

 

風呂の残り湯が使えない時の対処法

粉石けんで洗濯する以前は、風呂の残り湯を使うことは滅多にありませんでしたが、今では風呂用ポンプが手放せません。石けんを完全に溶かし汚れ落ちを良くするには、やっぱりある程度の水温が必要になります。具体的には、20℃〜40℃くらい。

夏場は水道水だけでもいけなくもないですが、それ以外の季節は風呂の残り湯を使うのがベターです。しかし、そうはいってもなんらかの理由で残り湯が使えない日もあります。

そんなとき、せっせとお湯をバケツから洗濯機に投入してたのですが、ああ、めんどくさい。。。洗面所のシャワー水栓から洗濯機に直接入れたいけど遠すぎて届かない。なんとかポンプさんにお任せしたいけど、かといって洗濯のためだけに風呂にお湯をはるのはちょっと抵抗あるよなー。

と、思っていたところ、閃きました。ウチで一番大きいゴムバケツにちょろちょろお湯を流しつつ、そこからポンプで汲み上げればいいのではないか?と。

↑こんな感じ

お湯の出る量と汲み上げる量を同じくらいにしないといけないので、慣れるまでちょっとコツがいるのと、給水が終わったら蛇口を締めに行かなければならないという手間はありますが、バケツでお湯を足すよりこっちの方がはるかに楽です。

それに、すすぎの1回目はお湯を使った方がいいので、やはりポンプが使えるのは便利。ウチの給湯器の最低水温?は38℃なのでまぁ適温か、と判断しています。水を足してもう少し冷たくしてもいいですが面倒なのでそのまま入れてます。

洗濯槽のカビ対策は必須

合成洗剤より石けんのほうが洗濯槽の中はカビやすいようです。カビは酸素系漂白剤を使い取り除きます。

やり方は、洗濯機の耐熱温度のギリギリ(だいたい50℃くらいが多い)を高水位でため、3分くらい撹拌し、1〜2時間放置。浮いてきたカビを網などですくい取って、すすぎと脱水を2回くらいして終了。

普段は洗濯機の蓋は開けっ放しに。あと、槽の乾燥機能があればたまにまわすと安心です。

まとめ

石けん洗濯のコツをまとめると、

  1. アワアワの状態を保つ
  2. 水温に気をつける
  3. 粉石けんを完全に溶かす
  4. アルカリ助剤入りの粉石けんを使う
  5. 衣類を詰め込みすぎない
  6. アルカリ洗濯を併用する(とよい。必須ではないが。)
  7. 洗濯槽の掃除を定期的にする
さっくりですが、こんな感じです。

なんかこうして文章化するとすっごい大変そうに思われるかもしれませんが、慣れればなんてことはないです。そりゃまー、合成洗剤と洗濯物入れてスイッチポン、というわけにはいきませんが、上手に洗えれば、むしろ合成洗剤より石けんのほうが汚れ落ちはいいくらいです。私はやみつきになりました。

興味のある方はぜひ試してみてください。